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長崎・佐世保の百貨店にてエッジAIを活用した「人員配置・在庫最適化」プロジェクトを開始

Ideinと西沢本店のロゴ

当社は、佐世保市での創業120周年を迎える株式会社西沢本店と共同で、西沢本店が運営する商業施設「TWINKLE西沢」にて、AIカメラを活用した需要予測に関する実証実験を開始しました。これは佐世保市の「中小企業デジタル化支援事業補助金」を活用した取り組みとなります。行政機関が提供するデジタル化支援事業補助金を活用して官民一体で取り組むものとして、今後、地方小売業のDX化のモデルケースになると考えています。

実証実験実施の概要

  • 期間:2023年7月~(約4か月間)
  • 場所:TWINKLE西沢(2階)
  • AIカメラ設置台数:2台
  • 取得データ:フロア人流データ

sub1-1TWINKLE西沢

今回の実施背景

TWINKLE西沢は、四ヶ町商店街アーケードに面した地下1階・地上8階建ての百貨店・ファッションビルで、婦人服や宝飾品などのテナントが多数出店しています。西沢本店は、TWINKLE西沢の売上増加やコスト削減を図るため、店舗DXの取り組みをかねてより模索していました。

AIカメラを活用した店舗のデータ分析ソリューションは数多ありますが、当社の強みである汎用デバイスを使った低コストなAIカメラであること、また設置工事も不要でカメラをWi-Fiに接続すればすぐにデータ取得が開始できるという利便性の2点を評価いただきました。

実証実験の途中経過

西沢本店と当社は2023年3月に第1回目の実証実験を実施し、AIカメラで取得した来店者属性データ(年代・性別)と人流データから、「来店者の7割が40〜50代」「特に人流の多い時間帯は開店後1〜2時間(10〜12時)と夕刻(16〜18時)」といった傾向を可視化しました。この結果を踏まえ、第二回目となる今回の実証実験では、適切な人員配置や在庫最適化による、売上最大化、コスト削減を目的として、人流データとPOSデータを掛け合わせることで需要予測に取り組みます。

sub5実証実験で設置したAIカメラ

今後の展開

前回・今回の実証実験で得られた成果をもとに、テナントの販促支援を含め、売上増加やさらなるコスト削減に寄与する取り組みを検討してまいります。

また、データをもとに、来店客層やニーズとマッチしたテナント誘致を進め、来店客にも出店テナントにも双方に寄与する取組として展開していく考えです。

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