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創業7周年に際してCEO中村からのメッセージ

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 お蔭様でIdein株式会社は本日創業7周年を迎えました。今回のブログはこの節目の日に際し、当社CEO 中村からのメッセージを掲載いたします。

Actcastの1万台達成記念と創業7周年に際して

 Idein株式会社は2022年4月7日に創業7周年を迎える事が出来ました。この歳月を支えて下さった皆様に大変感謝しています。
 7年前、AI技術によって物理世界の出来事までもが自在にデータ化できるようになり様々な次世代のソフトウェア産業が立ち上がる未来を描き、その未来を自分達の手で実現しようとこの会社を設立しました。会社の仲間も60人以上まで増えました。この7年間、一貫してそのビジョンを追い続ける事が出来ており、創業者として大変幸せな事だと思っています。現在当社の事業は大きな転換点を迎えています。創業7年に際して、これまでの振り返りをしたいと思います。

創業当時に信じた事を振り返って

 2015年の創業当時はAIブームがこれから来るというタイミングでしたが、いずれAIが社会実装されるフェーズでは、コスト・プライバシー・大規模運用・遠隔運用などの問題に皆がぶち当たると予想しました。そして、AIそのものではなく、AI社会実装の課題を解決する事で価値を出せるはずと考えてエッジAIプラットフォームActcastの開発を始めました。
 数年前のAIブームの絶頂期においては、インフラ等周辺部に取り組んでいる当社の価値を顧客に理解してもらうのがなかなか難しい場面もありましたが、ブームが過ぎ社会実装が進み始めたこの1,2年でにわかに状況が変わり、多くの機会が舞い込んで来るようになりました。特に、昨年後半より非常に大規模な事業のインフラとして利用頂けるようになってきました。数年前には社会に価値を提供できるのか悩む事もありましたが、今は2015年当時に信じて始めた事は正しかったと確信できるようになりました。

サービス立ち上げに苦労した2年間

 会社を立ち上げてからα版、β版の期間も入れると5年間かけてプロダクトの開発をし、2020年の1月にエッジAIプラットフォームActcastの正式版をリリースしました。ローンチから約2年経ちましたが、この立ち上げの2年間はとても大変でした。ローンチ直後に新型コロナウイルス感染症が広がり出し、緊急事態宣言が発令されました。ActcastはIoTのプロダクトなので、エッジAIデバイスを現場に置いてもらう必要がありますが、施工どころか移動も出来ないという状態になってしまったので、急激にブレーキが掛かりました。非常に苦しい出発でした。
 需要がまだ健在化していない市場を開拓しなければならないこと、プラットフォーム型サービスの鶏卵問題、IoTサービスなのでデバイスのキッティングや施工の課題など、多くの難しさがありました。まだまだ課題は多いですが、この2年間でビジネスは大分成果が出てきました。この時期を一緒に戦ってくれた社員の皆さんには本当に感謝しています。

actcast diagram

Actcastの現在とこれからの抱負

 Actcast事業は現在急速に成長しています。Actcast登録デバイスの数はこの3ヶ月で4倍以上に増加し先日1万台を突破しました。エッジAI分野では、国内でも最大であると思います。複数の巨大プロジェクトのインフラとして採用頂けるようになった事が大きいです。いずれ情報が開示できると思いますが、非常にワクワクするような全く新しいビジネスで使用されています。これらの実績によって会社やプロダクトの信用力も上がりましたので、スマートシティ、MaaS、デジタルツインのような野心的なプロジェクトでもインフラとして採用頂けるようになってきています。
 創業時に次世代のソフトウェア産業が立ち上がる未来を作るという夢を掲げましたが、まさにそれが実現し始めたという段階でとても興奮する日々を送っています。

actcast devices

図:Actcast 累計登録台数 

 当社はActcastのローンチから5年でグローバルでデファクトプラットフォームを作るという目標を掲げていますが、今の所計画に沿って進められています。これから目標達成に向けてビジネスもエコシステムも一気に加速させていきたいと思います。当社の挑戦をこれからも応援してください!

代表取締役CEO 中村 晃一

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